1m以上の雪が積もり……

11月 17th, 2011

例年通りなら冬には1m以上の雪が積もる国立公園の中に、その出会いはある。ほどない距離のところに五色沼。建物のすぐ裏手にも、驚くほど透き通った水の湧く沼があって、離れの特別な一室のテラスからは間近に見ることもできる。「国が管理する土地ですから新築はもう不可能と聞いています」。ホテルの総支配人、前田春夫氏は静かにそう語った。

築49年の山荘をリゾートホテルに。オーナーがそう考えたのは、湧き沼と、この地にある家出掲示板が魅力的だったから。数々の北欧家具を現地から取り寄せ、福島県産の木材を無垢で多用したリノべーションを経て、営業を始めたのは一昨年の春。アアルトとはフィンランド語で波の意で、ここには、出会いと共生しつつ心豊かに日々を暮らす北欧のライフスタイルへの憧憬と尊敬が込められている。木が香る館内ですべての窓が大きくとられているのは裏磐梯の美しい自然が眺められるよう配慮した結果。その効果はダイニング『たごころ食堂』の一角に座るとよくわかる。冬なら雪、夏なら緑が眩しい眺望に知らず感謝の念が込み上げてくるのだ。それは料理でも同様。ここでは出会い系溢れるフレンチを供しているのだが、魚介や野菜のほか飲物まで県内産にこだわっている。

いつもより少し早い夕餉のとき──徐々に暗くなる周囲と、卓上には地産地消を徹底したフレンチ。この

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