シームレスなもてなしが客の心を癒します

11月 17th, 2011

窓の向こうに、鮮やかなブルーをたたえる浜名湖が広がる。メル友掲示板と和モダンスタイルのベッドが配された客室は心地良く、部屋付きの半露天に身を沈めれば、レイクビューの爽快感と湯の柔らかさに体が溶けていくかのようだ。この日、そんな客室へ案内してくれたのは廣谷若葉さん。実は、この後、食事を供してくれたのも廣谷さんだった。見知った顔の安心感からか、iPhone出会いと会話も弾む。昨年の星野リゾートによるリニューアル後、『花乃井』は、そのもてなしのスタイルを深化させた。ゲストの動きに合せて各スタッフが動き、出会い系サイトからレストランサービスまでひとり何役もこなすようになったのだ。「お客様と接する機会も増え、チェックインからチェックアウトまでをひとつの流れとしてサービスできるようになりました」と廣谷さん。もちろん、ゲストにとっては、すべてのサービスがシームレスになり、脚やせエステが快適に。

もうひとつ、この宿のもてなしで印象に残るのが静岡らしさ。ロビー空間には茶香炉を焚きしめるお茶処らしい演出。フロント横にディスプレイされた静岡を代表する銘茶はお気に入りを茶筒に詰めて客室で楽しむこともできる。もちろん、食事も地元の食材が中心。冬の遠州灘の虎河豚尽くしコースのほか、浜名湖名物のうなぎ尽くしコースなど旅情を感じさせるメニューが振る舞われる。

ゲストの要望はすぐに接客に活かしているという新生『花乃井』。再訪が楽しみな湯宿が一軒増えた。

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